アスジャ・ワークショップ同窓会
アスジャインターナショナル
2014年度ワークショップ参加者の感想集
ワークショップ参加者の感想集
石野 恵理さん
日本日本
2014年度
  • 東京外国語大学
Q. プログラムを通して、どのような成果を得ることができましたか。

ASEANからの留学生と、ASEANの将来や日本との関係を考える機会は大変貴重でした。私は外大でインドネシア語を専攻していて、ASEAN10ヶ国からの留学生と意見を交換できたことが興味深かったです。どうしたらASEANが発展できるのか、というテーマ一つにしても、留学生と日本人学生では視点が異なっていたり、一緒だったり、今後専攻のインドネシアをはじめASEANを学ぶ際に、彼らの様に様々な視点から見ていきたいと感じました。

Q. 活動中、印象に残ったエピソードを教えてください。また、そのエピソードが印象に残った理由を教えてください。

最終日のプレゼンテーションでの質疑応答についてです。日本がASEANへのODA援助を積極的に行っていることに関して議論になったときのことでした。そのとき、ASEANの留学生が、「ASEANは日本からODA援助を受けられて助かっている。もし今後もその援助を受けられるなら有難い。しかしそのお金はあなたたち日本から出ているのだから、本来はASEANへのODAのためではなく、日本のために使える。日本のみんなはどう思うか。」と尋ねられました。日本人としてどう考えるか、ということを求められたと感じました。ASEAN、日本両方にとってどう関係を良い方向にしていくのか、もし金銭面が求められるなら何が正しい判断なのか、両方の立場から考える必要があると感じた瞬間でした。

Q. 次回参加する日本人学生へのメッセージをお願いします。

ASEAN諸国からの留学生と共に学べる機会はなかなかないです。私は大学でASEANを中心に学んでいるので、彼らとディスカッションやプレゼンテーションをして、とても刺激になりました。ASEANにもともと興味のあった人はもちろん、そうでない人も、自分の視野が広がるきっかけになると思います。交流会もあり、留学生も日本人学生も楽しく親交を深めることができました。