アスジャ・ワークショップ同窓会
アスジャインターナショナル
2015年度2016年度ワークショップ参加者の感想集
ワークショップ参加者の感想集
レ・ジェウ・フエンさん
ベトナムベトナム
2015年度
  • アスジャ・ベトナム国費留学生・明海大学大学院
Q. この事業で、日本の大学生と交流して、日本や日本人に対するイメージはどのように変わりましたか。

今まで日本の大学生との交流会に2,3回参加したことがあるが、今回は特別で初めて英語で交流した。日本に来る前に日本人の英語はあまりよくないとよく聞いたが、このワークショップのあとそのイメージが変わった。今の日本人の若者は英語がとても上手だ。また、日本人の学生もとても明るくて、活発で、責任感が高い。グループワークの時、最初はみんなまだ恥ずかしくてあまり声を出さなかったが、先生方やアスジャ生の応援でだんだん意見を出すようになった。そして、グループワークのテーマだけでなく、両国の文化などの話もシェアした。そのことから、日本や日本人、日本の大学生についていろいろなことが分かった。例えば、私たちのグループは日本とアセアンの教育の改善の仕方をテーマにした。私たちアセアン諸国の人間から見れば、日本の教育はとても素晴らしくて、改善する所がないと思っていたが、グループディスカッションのあと、日本人の大学生のお蔭でその日本の教育にもいろいろよくない所があるとわかった。だから、自分にとってどんなことでも一つの立場ではなく両方の立場に立って見たり考えたりしたほうがいいという勉強になった。

Q. 活動中、印象に残ったエピソードを教えてください。また、そのエピソードが印象に残った理由を教えてください。

日本の大学生との交流ワークショップで印象に残ったエピソードはいくつかあるが、私にとって一番印象に残ったのは私たちのグループリーダーの言葉である。それは「みなさん、お疲れさまです。最初は自分の英語能力に自信をもってなくてあまり話さなかったが、今日はとてもよくできた。自分を超えたことでみなさんは自分自身に拍手をしてください」という内容で、彼はそれを英語で話した。その言葉は私と日本人の大学生たちの心を打った。確かに最初日本人の大学生はあまり話さなかったので、グループディスカッションは途中で止まってしまった。グループのテーマはどの方向に行くかも分からなくなって、困ったときもある。アスジャ生の私たちはどうすれば彼らが発言するようになるか話し合い、毎日応援していた。その後、夕食の交流会のお蔭で、アスジャ生と日本人大学生の距離も小さくなり、話もだんだん盛り上がるようになった。次の日から、日本人の大学生の英語の発言も多くなり、グル―プワークもうまく進んだ。プレゼンテーションの前の日に皆よく頑張って英語で話したり、内容を書いたりして、夜遅くまで文法や言葉のチェックなどもしていた。プレゼンテーションの内容にはたぶんいろいろ不足な点もあったと思うが、みんなで一緒に頑張ったことがアスジャ生の私たちにとってとてもうれしいことであった。確かに自分を超えることは何よりいいことだと思う。だからあまり英語を使わない大学生にとって英語でステージでうまく発表したことは自分を超えた瞬間だったと思う。

Q. 将来、日本と自国、日本とアセアン諸国の架け橋のリーダーとなるために、この事業で学んだことはどのように役に立つと思いますか。

この事業で一番勉強になったのはグループワークのことである。グループのメンバーとして最初に勉強になったことは協力することである。グループのメンバーだからこそグループの仕事に参加しなければならない。意見を聞いたり出したりしなければならない。個人的に勝手に好きなことをしてはいけない。つまり、グループで決まったことをすることである。また、各グループのリーダーを見て、いろいろなことに気付いた。自分のグループのリーダーを例にとると、彼は最初に小さいゲームをしてお互いのメンバーや国の名前を覚えさせたり、活動中よく各メンバーを励ましたり手伝ったりしていた。そのリーダーのお蔭で私のグループのメンバーはだんだん親しくなって、みんなも自信を持つようになった。だから、リーダーはグループの代表として意見を聞いたりまとめたりするだけでなく、メンバーを結ぶ人であると分かった。もう一つは、皆がすぐに友達になる方法の一つは一緒にゲームをすることだということだ。遠慮を捨てて親しくなったら活動もうまく進むだろう。